買い付けの途中、あたりが静かになる小道をのんびり進んでいると、柵の向こうからこちらをじっと見つめる2匹のラマに遭遇しました。まさかの出会いに、思わず足が止まります。
ラマの表情に心がほどける
その表情は、どこか間の抜けたような、おとぼけ顔でした。見つめ返すたびに、こちらまで自然と笑みがこぼれます。フィンランドの田舎道では、こんな小さな出会いが日常の風景に溶け込んでいて、とても楽しいんです。
買い付け中は時間に追われがちですが、こんな出会いがある度に、「仕事」ではなく「旅」になる気がします。ラマの静かな視線は、旅の合間にふとした暖かさを届けてくれる、小さなプレゼントのようでした。