アウラ川にそっと溶け込む午後の風景
トゥルクに来た日、天気が良かったので、アウラ川沿いをのんびり歩いてみることにしました。目的地は、街のシンボルでもあるトゥルク大聖堂。
夏のフィンランドには、アイスクリームの屋台があちこちに並びます。大人も子供も、世代を問わずみんながアイス片手にのんびり歩いているのが印象的で、なんとも和やかな光景です。
川の向こうに佇むトゥルク大聖堂

しばらく歩くと、川の先に大きな建物が見えてきます。それが街のシンボル、トゥルク大聖堂。
外から見ても迫力がありますが、近づくとさらにその存在感に圧倒されました。静かなのに、堂々としている。その雰囲気が印象的でした。

大聖堂の中は外とは違ってひんやりとした空気。高い天井や差し込む光、木のベンチのぬくもりが静かに調和していました。
ただ座っているだけで落ち着いて、時間を忘れるような感覚に。旅の途中でこんなふうに心がすっと静まる場所に出会えるのは、とても贅沢なことだと思いました。
旅先の何気ない散歩も、その街らしさを感じられる大切な時間。アウラ川と大聖堂は、私にとってトゥルクを思い出す景色になりました。