フィンランド第2の都市、タンペレ。夏の日差しの下を歩いていると、街のあちこちでユニークな光景に出会えました。
ムーミン美術館の前で
まず訪れたのは「ムーミン美術館」。入口前には穏やかな表情のムーミン像が立ち、訪れる人をやさしく迎えてくれます。今回は時間が足りず中には入れませんでしたが、外観を見ただけでも十分にわくわく。次に来るときの楽しみを、ひとつ残すことができました。
公園で見かけたひとコマ

次に足を運んだ公園では、芝生の上で大きな透明のバブルに入った少年たちがサッカーを楽しんでいました。転がりながらぶつかり合うたびに、笑い声が響きます。
北欧ノルウェー生まれの「バブルサッカー」というユニークなスポーツ。眺めているだけでも楽しくて、思わず足を止めてしまいました。
川向こうから響く音楽
さらに歩いていくと、川の向こうから力強い音が聴こえてきました。その日はちょうどロックフェスが開かれていて、川沿いの散歩道まで熱気が届いてきます。
※音が流れます
森と湖のイメージが強いフィンランドですが、実はロックやメタルがとても盛んな国でもあります。街を歩いていて偶然音楽に出会えるのは、そんな文化が根づいているからかもしれません。
散歩しながら音楽を聴く、そんな偶然の出会いも旅ならでは。タンペレという街全体がフェス会場のように感じられました。
暮らしと遊びと音楽が混ざり合う街、タンペレ。
ただ歩いただけなのに、たくさんの表情に出会えました。次はもう少し時間をかけて、この街を深く味わいたいと思います。